スマート農業 e-learningスマート農業 e-learning

第1回はじめよう、スマート農業

「農業」と聞いて、みなさんはどんなイメージを思い浮かべますか? 日本のグリーンハウスの現場から、スマート農業技術を活用する農業のすがたを見ていきましょう

今回のダイジェスト

  • 今回は、トマトを生産しているスマート農業の現場をレポート。グリーンハウスのなかでは、温度や湿度・照度などをセンサーで環境を計測し、様々な機器をコントロールしながら作物の生育に最適な環境を作り出しています。
  1. POINT1スマート農業とは

    「スマート農業」とは、「ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用する農業」のこと。自動で運転するロボットトラクターや、作物に適した環境に整えるために機器を自動で制御するシステム、作業記録をデジタル化して情報共有が簡単になるシステムなど、様々な技術が生まれています。

  1. POINT2スマート農業の効果

    農業における人手不足や高齢化、異常気象への対策など、スマート農業は、生産現場が抱える様々な課題を解決します。
    たとえば、農作業を自動化したり、データ共有を簡単に行えたりすることでの「効率化」や「省力化」、勘と経験に頼らず、環境データを解析して高度で精密な作業を行えることでの農作物の「高品質化」や「安定生産」などを可能にします。

まとめ
農業現場の様々な課題を解決するスマート農業。グリーンハウスのなかでは、作物にとって、そして働く人々にとっても魅力的な環境がつくられていました。
しかし、完全にコンピューターにおまかせすれば良いわけでなく、どのように技術を活用すべきか、効率化を図るにはどうしていくのかを考えて、スマート農業技術を使いこなせる人の力が必要とされています。
  • コンピューターに頼りきりで、基本知識がないのではスマート農業はうまく機能できません。
    つづく第2回の講座では、センサーで得たデータをどのように分析して活用していくかを学びます。